Amazonで販売するときはAmazonのルールをよく理解する必要があります。
ビジネスをする経営者が自分が払う税金についてよく理解しておくのと同じくらい大事なことです。
なぜなら販売先の取引ルールを理解していないと気づかずに違反をして退場させられ稼ぎが止まる可能性があるからです。
Amazonという会社はルール変更を日々行っています。
一年前OKだったことが現在は全く通用しないなんてことはよくあります。
それもいつの間にか変更される事が多いです。
実は今回再調査した件があります。
1)Amazonで購入した商品(Amazon在庫も含む)をAmazonで販売することは可能なのか
2)Amazon限定商品を新品で販売することは可能なのか
実はこの2つは以前は可能でした。しかし1,2年くらい前に突然禁止になりました。
理由は大体予想がつきますが、
お客さんとトラブルがあったんでしょうね。
新品買ったのに中古だったとか。
Amazon限定を仕入れ目的で買い占められて
すぐに高値で売られるのでクレームが多いとか。
Amazonはお客さんの立場に立つ会社です。
お客のクレームを一声あれば
出品者にペナルティを課せられる可能性があります。
だからこそ、
ルールをしっかり理解してリスクを限りなく抑える必要があります。
先程の2つの話ですが、再調査したところルールがまた変わっていました。
まず出品についてはコンディションガイドというのがあります。
リンクをクリックすると飛びますが、セラーセントラルのログインが必要です。
ここは出品する際のルールが詳しく書かれていますのでよく読んでくださいね。
ここでは新品や中古の定義や、ジャンル別の出品ルールが書かれていますが、
そこにいままでは
・Amazonで購入したものはAmazonで販売できない。
・Amazon限定商品は新品で販売できない。
という内容のことが書かれていたんですが、
消えていました。
これをテクニカルサポートに確認したら向こうも承知していました。
つまり
Amazonの商品を購入して同じAmazonで出品するという
刈り取りが事実上、解禁しているということです。
刈り取りはAmazonで安いときに買い占めて高くなるのを待って
同じAmazonのカタログで出品するという手法です。
ですがテクニカルサポートの見解としては
メーカー保証が効かない商品は新品で販売できないというルールがあるので
それは抵触するとしています。
これはパナソニックなど大手家電メーカーがここ数年クレームを言っているので
今後見直しがあるかもしれませんので注意が必要です。
具体的には代理店やメーカーの許可をとった店舗でのみ保証の対象にするとかですね。
最近のAmazonだとApple製品や
米国Amazonではカメラ本体カテゴリーに対してそれに近いことをしています。
任天堂やバンダイなどのメーカーであれば問題ないです。
どこで買おうが、
店舗の保証印が押してあろうが、
きちんと対応はするのでまず問題ないです。
保証に関してはメーカーによって対応が異なるので
そこをクリアしているものだけ販売するといいですね。
2つ目のAmazon限定ですが、こちらは許可制になったそうです。
こちらをご覧ください。
他の店舗やネットでは販売せずAmazonだけの限定商品ということであれば
カタログを出すことができるそうです。
ただしみなさんが知りたいのは相乗りですよね。
ゲームソフトのAmazon限定版の刈り取りとか。
この部分に関してはテクニカルサポートとしては
新品のコンディションガイドラインに抵触するということを言っています。
ただし先程の保証の絡みです。
実際にAmazon限定のカタログを見てどうなっているか確認すると良いです。
Amazonだけしかいないカタログもあれば、
相乗りしている業者がたくさんいるカタログをもあります。
となると、
カタログごとに判断が違うのではないか
ということが推測されますね。
例えばポケモンのスイッチ本体ですが、
下の注意書きをみると赤字で

特典が配信のときによくありますが、
出品者出品の特典はないという記述なので、
Amazon限定カタログでありながら限定カタログではないと
Amazonが認めていることになります。
全体的にまとめると、
刈り取りは概ね黙認している流れだが、
トラブルがあったらアカウント調査するよ
と聞こえます笑。
2019年1月の話なので今後変わる可能性もあるので
適宜調べるようにしてくださいね。