こんなニュースが入ってきたました。
“ネット検索で稼げる”詐欺逮捕(NHKニュース)
この記事だと曖昧すぎて容疑の根拠がよくわからないですよね。
こちらの記事も見てみましょう。
商品転売「せどり」のノウハウ教示と偽り現金詐取 容疑の9人逮捕 (毎日新聞)
まず気になった点が2つあります。
一つ目は、独自せどりツールには売れ筋商品がわかるという説明ですが、
実際は大手ショッピングサイトのランキングをそのまま
転載したということになっています。
このツールがどんなツールかは知りませんが
おそらくAmazonのランキングでしょうね。
Amazonは自社の売れ筋データを外部へ公開しています。
APIといってその機能や仕様を含んだものです。
これを公開することでデータの二次利用をしてもらって
販売ツールや出品ツールなどを外部が開発すれば
Amazonに参入するセラーが増えるので結果的に
Amazon自身の売上につなげられることになりますよね。
独自せどりツールをAmazonのAPIから引っ張ってきて、
条件を入力して希望の商品がソートできるような仕組みであれば、
普通にそこらのせどり開発会社や情報発信者が販売している
リサーチツールと同じです。何も変わりません。
もしこれで逮捕だったらみんなアウトですね。
ちなみに、APIを引っ張るにしてもどのような情報を取得するとか、
どのようなことをしたいのかによってやり方はいろいろあるので、
ツールも個性が分かれます。
ツールというのはあくまでプログラムなので物販支援ツールなだけです。
リサーチや出品を楽にするためのもの。
問題なのは今回の逮捕容疑は、
詐欺罪と特定商取引法違反(不実の告知) となっています。
つまりウソをついたということですね。
記事の後半にある、
「1カ月もたたずに元が取れ、全額の返金保証がある」
といった全額保証や、
「ネットサーフィンだけで稼げる」
といった誇大広告があります。
全額保証についてはそもそもちゃんとやれば
逮捕されるはずがないので、
してないから逮捕されたんでしょうね。
あとは誇大広告もウソになるので問題になります。
簡単に稼げようながなかろうがビジネスというのは商売ですから、
リスクがあるのは当然です。
それでも物販というのは手堅いビジネスなのでしっかりやれば
再現性が高いことは間違いないです。
外に出ればモノを売る小売店が多いのは堅実的なビジネスだからです。
FX業者が多いわけではないですから。
物販が固いといっても100%儲かるなんてことはありえないです。
ときには一部商品が赤字になったりすることもあります。
トータルで黒字にするようにすればいいだけです。
ヤマダのような大手でも見切って廃盤価格で安く売るのは
在庫処分しないと次の商品が仕入れできないからです。
せどらーはその見切り品を買い占めてAmazonで高く売っています。
今回、容疑者グループからツールを購入された被害者の中には
ビジネスということの重みを認識していなかった方も多かったはずです。
ここは被害者(購入者側)も大いに反省すべきです。
セラーとしてAmazonのお客さんへ販売する以上はプロとしてみられます。
お金のやり取りをするわけですからプロ意識は大事です。
最後に被害額が重要です。
検察や警察も額が大きくないと動きにくいことがあります。
金融商品などの詐欺事件でも額が億単位までいかないと
野放しに近いとも言われています。
なんで詳しいかというと私は過去2回も相当な額をやられているからです。
なので投資は自分でトレードするか、物販で手堅くいくかなどにして
あくまで自分の裁量でできることしかやりませんね。
ちょっと余談でしたね。
今回の件をまとめますが、
ツールやせどりのノウハウを販売することは何の問題もありません。
私も今年はいろいろ販売しますよ!(笑)。
ですが、100%儲かるとかありもしないことを説明してはいけません。
リスクと現状のビジネスの状況を説明して
参加されるかどうか判断してもらうことが堅実ですね!
ちなみに私がやっている輸出はライバルが少ないので
とてもおすすめなんですが、
英語が苦手だとか、海外の話になると急に避ける人が多いので
なんとかなりませんかね。
この素晴らしさを共有できる仲間を募集します(笑)!